数学とグローバルな秩序の時代へのメッセージ. ~ Scaling Bitcoin 2018 Tokyo… | by Shin'ichiro Matsuo | Medium
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数学とグローバルな秩序の時代へのメッセージ. ~ Scaling Bitcoin 2018 Tokyo… | by Shin'ichiro Matsuo | Medium
shanematsuoshanematsuo.iconの文章
「Scaling Bitcoin」というBitcoinのカンファレンスが、慶應で実施された件について
結構デカめの国際会議らしい
ちゃんとした査読プロセスを採用している
Scaling Bitcoinでは、他の学術的な会議と同様、提案に対する世界的専門家による査読プロセスを採用している。今回、学術とエンジニアリングの協働の象徴として、アカデミアから10人、Bitcoinのコードに中心的に貢献しているコミュニティから10人という同数の20人でプログラム委員会を構成した。
こういうコミュニティからも査読をするみたいなケースもあるんだなと思ったtkgshn.icon
例えば、☑️ Ethereum Japanの運営メンバーを絞るや☑️ Hacker House Tokyoの入居者をどう選ぶかでも自分が"人を審査する"時があったからある程度コミュニティからの査読みたいなテンションはわかる
でも、アカデミアの査読プロセスみたいなのはあまり解像度が高くない
ピアレビューみたいな単語は聞いたことがある
「アカデミアの査読プロセス」に関するリソースに切り出した
「Kaizen(改善)」というのがテーマ
shanematsuo.iconは一番最初のものにも参加していたらしい
その時の日本人参加者は一人だけ
BASEアライアンスという組織を作った
https://base-alliance.org/ja/
Scaling Bitcoinの主要なメンバーと議論する中で、コミュニティの日本に対する期待は高く、特にPrecision Engineering(精密工学)の面での日本の優秀さへのリスペクトは高い。Bitcoinやブロックチェーンは、様々な技術の精巧な組み合わせであり、直接的に価値を扱うことから、特に理論から実装に到るまで、セキュリティと品質管理に対しては最高度の配慮が必要となる。例えば、シリコンバレーは、エンジェルやベンチャーキャピタリストの視点でスケールするビジネスアイディアを実証する場所としては極めて優れているが、社会基盤としての品質を確保するのは後回しで、日本ほど品質確保にはリソースを割かないことが多い。その意味でも日本に対する期待は高い。
ブロックチェーン技術開発に関わる際の3つのレベル
技術者がブロックチェーンに関わる際に、暗号技術の部分に限って見たとしても、3つの関わり方のレベルが存在する。
1. 書かれている数式を追って動作を理解するレベル
2. 与えられた数式が、必要とされる安全性や性能などの性質を担保しているを示すことができるレベル
3. 達成したい安全性や性能などの証明を行う前提で、新しい数式とアルゴリズムを作り出すレベル
これは、以前にMORi.iconと話したことがあるテーマかもしれない
自称「リサーチャー」は情報を追っているだけで問いがない
ちょっと話は変わって、[After the InternetとAfter Bitcoin]という話になる
Permissionless Innovation
いい単語tkgshn.icon*4
ここでローレンス・レッシグのCODE 2.0でも紹介されていた、Pathetic dot theory - Wikipediaというのが紹介される
コード・法律・市場・規範
Internetの登場によりイノベーションを起こすのに許可は必要なくなり、プログラムコードとそれを支える数学が、社会の秩序を形作る重要な要素となった。
これこそ、レッシグがサイバースペースでの統治可能性みたいなことを書いてる意味そのものか
Code is Lawの世界での、Bitcoinのブロックサイズ論争は大きな意味を持つ
そのための議論の場所みたいな感じ
村井純のScaling BitcoinのKeynote